パリ国立オペラのプロジェクト「3e Scène」の依頼を受けて制作されたジャファル・パナヒ監督による短編ドキュメンタリー。
クルディスタン。停車中の車に乗るパナヒ監督と実の娘さんは、ある女性(女優兼演出家?)と会う。
彼女は女性だけでの劇を企画し、歌手を探している際、メンバーの女優のいとこが素晴らしい歌声と聞き面会するも、親の反対で実現しなかったという。
その女性が暮らす村へ行き、女性の歌う姿を撮る計画だ。
途中、この村にはいまだ女性割礼が行われているという恐ろしい話も。
女性の家に到着し、外に出ていた母親と話し、しばらくすると部屋に案内されるのだが、父親の指示で顔は出させないと。
やむなく、歌声だけでもと頼むと、間仕切り用の白い布切れの奥から素晴らしい歌声が。
この歌に込められた、はかり知れない彼女の思い。心震えました。
パリ国立オペラ(Opéra national de Paris)の公式YouTubeで見れます。※英語字幕選択可能
https://youtu.be/1gAmPQJ5f-A