このレビューはネタバレを含みます
2016年のドキュメンタリー『Hotel Coolgardie』にインスパイアされ製作された実話がベースの作品。
監督の前作『アシスタント』の主演ジュリア・ガーナーが再び主演。
カナダからオーストラリアに来たバックパッカーの女性二人、ハンナ(ジュリア・ガーナー)とリヴ(ジェシカ・ヘンウィック)は、旅行資金を失い(クレジットカードも使えなくなり)、Work and Travelプログラムとして紹介された、パースから人里離れた鉱山の町にある「The Royal Hotel」というパブで数週間、住み込みでバーテンダーとして働くことになる。
好奇心旺盛なリヴに先導され、嫌な予感を抱えながらのハンナ。
「The Royal Hotel」は、リヴとハンナのような若い女性が定期的に入れ替わっていて、店のオーナーのビリーは客席で飲んだくれているし、前任の女性たちはミニスカートでカウンターに上がり客たちと盛り上がったり。唖然とする二人。
店の主な客層は荒くれ者の鉱山労働者で、下品なジョークやセクハラは当たり前、リヴとハンナにいかに近づこうか考えている常連ばかり。
人が良さそうに見える男もいるが、危険極まりない男も。
ハンナは早々に耐えきれなくなり辞めたいモードになるが、ノリの良い&脇の甘いリヴに説得され、続けることにする・・
『Hotel Coolgardie』も見てみましたが、そこまで危険なシーンはなく、カメラが回っていなければ、彼女たちはもっと酷い目にあっていたのでは?と思ってしまいます。
そもそも、店の客層などを事前に伝え了承を得ているとはいえ、若い女性をこの手の店に斡旋し続けてる機関も問題ですね。