このレビューはネタバレを含みます
想定の5万倍ぐらい、玉木宏映画でしたね。
低くて心地の良い声と、くしゃっとした笑顔に、見ているこちらも洗脳されそうでとても怖くて良かったです!
雰囲気はずっと不気味おしゃれレトロな感じで結構好きでした。
南沙良ちゃんのお洋服はとても可愛いし(たぶんGRLかな?)、大西流星はウサギに負けないぐらい可愛いし(意味深)、妹もお母さんも美しいし、絵面としては綺麗で可愛いな〜が勝って、怖いシーンも個人的には不快感なく見れました。
ストーリーも、解説代わりのような回想や、りゅちぇと玉木宏の丁寧なプチ説明もあり、ヒトコワホラー初心者でも理解しやすい作りになってるのかなと。
逆に必要以上に考えながら見てしまった私のような人間は少し肩透かしというか、もう何転かあると楽しめたというか、最後も「あーまあそうだよな〜」という印象でしたが、ストレートに物語に入り込めて良かったかなとも思います🙌
物語のベースは、児童虐待や毒親?のような現代的なものなので、共感して見れる方は多いんじゃないでしょうか。
ただ作中出てくる児童虐待している親のほとんどが「子供を愛しているのに…」と言ってちょっと虐待を美化?している印象だったのは、どうなんだろうかと考えさせられました。
子を守りたい一心だった玉木パパも、最後は暴力で子供を従わせようとしてしまって、結局娘がヤダ!と声を上げることでしか終わらせられなかったのが皮肉というか、やはり被害当事者からの助けの声がない限りは解決は難しいという、児童虐待の現実を描写したかったのかなと。
パワー系おばあちゃん、南無三…