LotusEater999

N号棟のLotusEater999のレビュー・感想・評価

N号棟(2021年製作の映画)
2.0
ホラーお約束のドッキリシーンはそこそこあるものの、ストーリー展開に納得できない点が散在し、終始スッキリしない感が・・・。

描かれているのは特異な世界観なのだけれど、特異なら特異なりに整合性が取れていないといけない。そこのところがユルイのでモヤモヤする。

N号棟に住むのは、霊や幸福な死後の世界を信じ、そこに行くことを喜ばしいとする人々・・・のはず。

なのに、霊が騒ぐとパニクる。つまり、死後の世界を信じているはずなのに、本心では死を恐れているように見えてしまう。

一方で、住人は、みな完璧にマインドコントロールされて、死を恐れてないようにも見える。

主人公の史織の最後の最後での突然の心変わりも不可解。
霊など信じない意思の強い彼女なら、そうなるわけないでしょ。

エピローグもなんだかなあ。
しばらく理解に苦しんだ。少なくとも伏線は欲しい。

以上、なんともモヤモヤ感満載でした。
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