さそりいのしし

X エックスのさそりいのししのネタバレレビュー・内容・結末

X エックス(2022年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

もっといい映画にできたのに残念な点が多い。お金を払って映画館で見るほどの作品ではない。

まずタイトルのXだけど、主人公のマキシーンが特別な「Xファクター」(未知なる能力)を持っているという設定。だけど決して容姿も性格も魅力的ではない、ただのコカイン中毒の自意識過剰の売れない女優なので感情移入できない。仲間が殺戮されていく中、何か特別な能力を発揮するわけでもなく、最後の老夫婦との対決は単にラッキーさで生き残るだけ。おいおい、それがXファクターかよ。

老夫婦の夫人の方がカメラマンのRJに拒絶されてキレて殺人鬼になるのはわかるにしても、なぜ同じタイミングで夫も突然殺人鬼になるのかがわからない。

「映画史上最高齢の殺人鬼」と謳っているけれど、それより「映画史上最高齢のセックスシーン」。夫は心臓が悪いから妻を満足させられないと言っているけれど、それ以前にあの年齢じゃ勃たないでしょうが。

音声係のロレインのほうがマキシーンよりかわいくて存在感があって期待できたのに、途中で性格が二度も豹変してただの捨て駒になったのが残念。