きさらぎ駅のぜるのネタバレレビュー・内容・結末

正直題材の時点である程度の面白さは担保されている。2ちゃんの都市伝説系の話、創作でもそうじゃないかもしれないのもレベル高くて怖いよなぁ。

序盤中盤クライマックスで作風が少しずつ違うのが良かった。
CGは若干チープだったのが残念だったかな。だったら無しでも良かった。

序盤は主観のホラーとして。中盤は「バッドエンドなんて認めねぇ！」とばかりのタイムループもの。終盤は点と点が線で繋がり、物語の結末に至る、と短い時間ながらも綺麗にまとまった一作だったと思う。

中盤はマジで堤さんが予定調和を全部ぶっ壊していくのが面白かった。あまりにも思い切りの良すぎる行動に周りが若干引いてたのも良いアクセント。

最後に自分の身じゃなく本当に明日香ちゃんの身を案じていれば助かったのにな…。でもその人間性の浅さまで松井さんは見抜いていたのか。

まさか堤さんに嘘を伝えていたことが判明した時は思わず膝を打った。なるほど。上手な嘘は真実を混ぜると上手くいくとはよく言ったもので…。

次は猿夢の映画とかどうですかね。