また一つの都市伝説（というかネットの有名な書き込み）をベースに作られたホラー。追体験するという構成自体は、ある都市伝説にのっとったワンシチュエーションじゃなくて良かったけど、演技どうにかならないのかな？
あとこの都市伝説の怖いところって、異世界の要素はその通りなんだけど、それよりも何も分からない土地で誰もいないのにお祭りの音が聞こえて来たりっていう、想像力掻き立てられる系のジワジワ怖さだと思うんだよね。むかーし初めて書き込み読んだ時はそれが怖かったし、異世界に民族的な不気味さも取り入れられてるのがよかったのに、今回はただ「見るからに怖いことが起こるトリガー」にしかなっていない。そうなると、そのトリガーがお祭りの音である意味は途端になくなると思うんだ
しかも、あの現象がなんなのか、なぜ起きるのか、そういう要素も0で、ひさびさに見たサトエリの自己満足って感じ笑
なにより、終電で乗り過ごしてたどり着い た先の土地のはずなのになぜ白昼？朝？酔っ払って終電がなくなって気づいたら日差しの強い世界になってる怖さってこと…？
そこに高校生がいるのがよくわかんないんだよあ〜
あとB級なのはいいけどCG使ったビジュアルのレベルの低さもなぁ。上にも書いた通り、これはネットのきさらぎ駅じゃなくて、それをベースにした違うホラーになっているのに、その改変部分がしょーもなくて冷める演出されると、マトモに原作に忠実にやればよかったじゃん。というよくある原作改悪やめてみたいな気持ちになったな
きさらぎ駅なんて相当昔の有名な話だし、このターゲットはおそらくそんな「2ちゃんの怖い話まとめ」みたいなの読んでない層だし洋画も見てなさそうだから、初見にこういうクオリティのものにぶち当たっでも何も思わないんだろうなぁ
