このレビューはネタバレを含みます
ネットロアのきさらぎ駅をモチーフにしたホラー映画…といいつつホラー要素は少ない。
「はすみ」こと葉山純子が序盤から不気味さを出してきてびっくりした。
前半は元ネタの出来事に比較的近い体験をふりかえるという形で、ここがホラー要素の強い部分だと思う。
FPS的なカメラワークは苦手な人もいるかも。
後半は前半の話を下敷きにしたRTAのような形で、さまざまな仕掛けを回避しながら凄まじい速度で脱出していく。
主人公の化け物に対する躊躇のなさや強引な解決策、そこにドン引きする他キャラクターにめちゃくちゃ笑ってしまった。
大きなどんでん返しのある結末と、後味の悪いスタッフロール後パートがかなり印象に残る。
低予算感は随所に感じられるものの、あえてこの映画を見る人であれば楽しめると思う。