のすけ

クライング・ゲームののすけのレビュー・感想・評価

クライング・ゲーム(1992年製作の映画)
4.3
数年ぶりに三度目の鑑賞。
アカデミー賞脚本賞に輝いた名作。
いや~改めて観ても、よくできていると感心してしまう。とても面白い。

蠍と蛙の話が秀逸で、それがメタファーにもなっている。
タイトルや曲にもヒントが。

2人の男の物語と言ってよいかもしれない。前半と後半で別々の男の物語が錯綜する。
とにかくよくできた脚本で素晴らしい。
次はどうなるんだ?と観入ってしまう。あーいうオチも個人的に大好き。

紛争を描いている?犯罪組織?それとも愛?いや、描いていたのは、○だった…。
そしてその○の描き方、伝え方が秀逸。
一方で、犯罪映画としても愛の映画としても成り立っていて、どの側面から観ても面白い。

派手な作品ではないからか点数が思ったより低いのが残念。
一般受けはあまりしないかもしれないが、個人的にはよく出来た素晴らしい作品だと思う。