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わが青春つきるとも 伊藤千代子の生涯のacchanのレビュー・感想・評価

4.0
国家権力に抗い信念貫いた人の話

民主主義レベルをあげないと、この国はすぐにあの時代に逆戻りしそう

「命どぅ宝」
信念のために命を賭すのではなく、理想の社会をつくるために、ひとりひとりが自分の頭で考え知恵を出していくことが大事。
権力者が怖れるのは、単なる団結よりも、個々が真の思考力を持つことなんだと思う。その個々が一つになったときの力は大きい。

本質が何か見極める思考力がないと簡単に「変節」しちゃうわよね。
命を守るために、表向きの「変節」はあったとしても、何を理想とするのかがぶれなければ、同じ負の歴史を繰り返さずに済むかもしれない。

誰もが、戦争のために、平和のために、命を犠牲にすることのない世界を目指そう。
「命どぅ宝」。

映画の中の大正から昭和初期にかけての着物が美しかった。
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