コマ撮りアニメ作家の八代健志による、ロケコマ撮り手法を用いて制作した実験的短編作品。マーク少なw
世界の人々が自宅待機を余儀なくされたあの春、「私」が庭先で発見した、身長15cmほどしかない小人”プックラポッタ”の観察記録。
前に観た『ごん』や『眠れない夜の月』も素晴らしかったけど、こちらも負けず劣らずの作品。
ジャケなし残念だなぁ(´・_・`)
本編の映像は小人であるプックラポッタの動きに対して、風に揺れる森の木々や、移りゆく影など、風景のみハイスピードで時間経過している。それゆえに、私たち人間と小人であるプックラポッタとの時間軸に、大きな乖離があることが良く分かる描写になっており、とても興味深かった。
要は連写画なのだけど、ヒトコマヒトコマ細かく捉えられていることで、改めて自然の繊細な美しさにハッとさせられる。
可愛らしいネーミングにも関わらず、ファーの帽子にポンチョをたなびかせ、精悍な顔立ちのプックラポッタ。彼は小さな幸せの象徴だったのかな。
哀愁漂う後ろ姿に、ちょっぴり切ないラスト。。
時間に追われていると、見えにくいものって確かにありますよね。忙しい毎日でお疲れの方にお勧めのチルアウトムービー。