プラック会社に勤めるやさぐれOLシイノは、昼飯の最中に見たTVのニュースでイカガワマリコの自殺を知る。マリコは子供の頃からの親友（ダチ）であった。小さい頃から父親に暴力と性的虐待を受けて潰れかけていたマリコを支えていたが、救い出すことができなかったことへの負い目を感じていたシイノ。実父がロクに葬式もあげず直葬にしたことを聞いたシイノは、マリコの自宅に殴り込みをかけ、遺骨を強奪した。そしてマリコが生前行きたがっていた〈まりがおか岬〉を目指して旅に出る…
「マイ・ブロークン・マリコ」
以下、マイ・ブロークン・ネタバレ。
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ほんわかしたイメージの永野芽郁がタバコをふかして男言葉でガサツに振る舞うのは少々違和感だけど、一周回って可愛く見えるのが謎^_^。亡き者と残された者の対話ドラマであり、今の時代に生きる女2人のシスターフッドものであり…そこには友情とか性的愛情とかいうふうに単純化できない絆を感じさせる物語でした。タナダユキらしい軽妙なユーモアと爽快さがプロットによく合っていましたね。劇中、ロケで使用されている立川シネマシティで鑑賞というのも不思議な感覚でしたね。男はただ座して眺めているしかない、まさに窪田正孝のように観るしかない映画なんだけど、充分楽しめました。
