このレビューはネタバレを含みます
原作未読ですが永野芽郁さんがこういう役をやるのも新鮮で良かったです
物語としては友人の死から始まるロードムービーなんですが友人のエピソードがほとんど負のエピソードであり本当に灰になるまで辛い人生だったんだなと思います
ただ父親の遺伝子(母親かな)をひいてるようで常に依存できる存在を求めて男性が途切れない
しかし男性はことごとく父親と同じようにクズなのは現実でもありそうですね
主人公が子ども時代から正義感が強く見ていてそれが救いでもありました
子ども時代に果たせなかった花火をいっしょにやりながら果たせないお婆ちゃんになったらの話をしてるのが切ないですね
窪田さんのキャラが入ってから物語が動きはじめ主人公の暴走(友人の見たい景色を見せて後追い自殺する)もブレーキがかかりはじめて良かったです
主人公を救ったのは美味しいお弁当か助けた子からの手紙か友人からの手紙か何があったのかわかりませんが今後の余韻を感じるハッピーエンドで良かったです
映像的にも印象的なショットが多くてよかったです川を渡る主人公のロングショット防波堤で２人の背中だけをうつすシーンなど
ひとつわからなかったのが最後にニュースで事件報道が流れますがこれはこの物語と関係があったのでしょうか
