whitelily

私の親友、アンネ・フランクのwhitelilyのレビュー・感想・評価

3.0
映画冒頭に脚色ありとの説明があったけれど、結構脚色されてる感じがしました。

まずアンネ・フランクの人物像がちょっと違和感。ただこれはアンネの友達だったハンネリの視点の映画なのでそこはまぁ割愛。

ベルゲン・ベルゼンに収容されたハンネリが過去を思い出す形でアンネとの記憶が語られる展開。
アンネとハンネリの鉄条網越しの再開はドラマチックだけにそこのみに重点を置いた作品かと。
ただこうして度々アンネやホロコーストで犠牲になった多くの人々を想起させてくれる作品が世に出ることは有難いと思う。

アンネの日記では夢枕に立ったハンネリを心配するアンネの心情が綴られていたけれど…現実は全く逆になってしまったのが皮肉。
whitelily

whitelily