この映画を通じて知らなかったことを知ることができたという点では観てよかったんだけど、作品としてはイマイチ。ほっこりする家族再生の話でもないし、胸のすく法廷ドラマでもないし、友情にフォーカスしたわけでもない。事実を知ってほしい映画なのか、笑わせつつ泣かせたい映画なのかもわからんちん。軸がないから印象が薄い。『エリン・ブロコビッチ』みたいなものを期待してたので肩透かしを食らう。
ラストがあんな感じなのもシリアスなドキュメンタリー風の演出だったならハマっただろうけど、中途半端にコメディ要素を入れてたあとにあれだったからしっくり来なかった。