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遺灰は語るの猫のレビュー・感想・評価

遺灰は語る(2022年製作の映画)
3.7
語る、と言うよりは
遺灰にまつわるエピソード

モノクロ映像は、作家の死にゆく場面から始まる。
自身の意志と反して
遺灰は留め置かれ
年月を経てシチリアへ
その途中の話は
それなりに面白く、
壺に入れられたり、同席を拒否されたり
祝福をすんなり得られなかったり、、
割りと大事に扱われた割には
最後は
大きさの合わない箱?に詰められ
ある意味、ぞんざいな扱いを受ける、、
そしてその
余韻の冷めぬ間に
作家の残した短編がカラーで始まる、、

母と離れ離れになった少年
落ちてきた釘
激しい喧嘩をする少女たち、、
あれよあれよ、、、
ふと
意識を失った瞬間
エンドロールが始まっていた😥

どう解釈すべきか??
死すとも
作品は残り
作者にまつわる話は尽きぬ、、?

モノクロ場面の笑い=小人
は少し不愉快で
死とは
所詮、無関係の人々には
そんなものなんだ、と言う事かも、、
よく分からないけれど
人間の不条理さを感じた、、
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