職業訓練校で木工の講師をしているオリヴィエと少年院から出てきた16歳の少年フランシスとの微妙な関係性を描いた映画
自分ならどうするだろうと考えても考えても想像がつかないようなテーマでした
オリヴィエの言動にはとてもリアリティを感じる
部屋に忍び込んでベッドに横たわってみて彼を知ろうとしたり、怪我をしそうになったら咄嗟に助けたり、突然告白してしまったり
人の心は複雑で自分でも自分のしてることがわからなかったりする
台詞も少なく説明がないのでなんとかオリヴィエの気持ちがわかりたいと見続けた103分間でした
二人ともに未来があってこれからも生活していかなくてはならない
オリヴィエは赦すことも復讐することもなく、フランシスは罪を背負ったまま交わることのない距離感で生きていくんだろうな