息子のまなざしの作品情報・感想・評価

「息子のまなざし」に投稿された感想・評価

公開当時、新聞であらすじをほぼネタバレしていてそれでも観たいと思った映画。
まったく知らない状態で観たら、おじさんストーカー怖い((( ;゚Д゚)))!となったかもしれない、けど知っているから葛藤を感じて辛かった。少年がいい子じゃないのがリアルで良かった。
『息子のまなざし』というタイトルもかなりのネタバレだと思う。でもそんな事は些細な事で、見終わった後は重いのに希望を感じる余韻に浸れます。
asuka

asukaの感想・評価

3.3
こんな寡黙な映画は初めて。冷淡なオリヴィエだけど時々切なげな表情を見せる所にぐっとくる。
変な映画みた。カメラがずっとおっさんにくっついてる。おっさんが見るものも、おっさん自身も映す。追いかけっこに結実? これこそ心理映してねー全然
ANNA

ANNAの感想・評価

3.5
音楽とかないしリアルな感じでいいけど手持ちカメラ?だから目がまわるまわる
主人公オリヴィエは職業訓練学校の木工の指導者で、新入生のフランシスを受け入れました。彼は5年前にオリヴィエの息子を殺した犯人であり、本作は主人公の苦悩を描写した人間ドラマです。
映像はほとんど全てが手カメラで撮影されており、家庭用ビデオカメラのようなイメージです。オリヴィエとフランシスのやりとりをその場で立って見てるような感覚ですかね…。
そこで脳裏をよぎったのが、これは亡くなった息子がその場に立ってる視線じゃないのかという考えです。私の勝手な憶測ですが…。
オリヴィエは子供に先立たれたのですから一生苦しむのでしょうが、フランシスも逃げ出したくなる苦しむを一生抱えて生きていくんだということを本作は語ってますね。
赦しとかそんなことでなく、心にある事実を語ってると言いますか…。
そして音楽も一切なしです。エンドロールでさえ音楽は流れませんでした。そこに重味を感じさせてくれましたよ。
拘りのある上質な芸術作品ですよ☆
highland

highlandの感想・評価

3.4
ダルデンヌ兄弟の映画でたびたび出てくる「贖罪」のテーマ、ここでは被害者の側から捉える。窃視がとても多い。(本当に)おじさんの首から上をずっと撮ってる映画だが、この役者の顔に語らせたいというのが強かったのだろうか(しかしクライマックスシーンではあえて顔を映さない)。筋立てというよりは、大工という仕事、ルーティンを映すのと並行し、状況をずっと展開していくことで語る。会話内容と行為内容との異化(ゲームをしながら過去について問い質す)。食事のときに少年がおじさんの真似をするかと思ったらしないだとか、細かいところへのリアリズムの目配せはやはりとても良い。大工作業というのもそうだが、こういう硬質な題材のほうが手腕を発揮する作家なのだろう。ラストショットはびっくりする。 2018/04/02 DVD
smart

smartの感想・評価

4.7
人と罪を受け入れる難しさ。距離の取り方。背中からのアングルが多い作り方に心から共感した
先日観た「ロゼッタ」が良かったので、
ダルデンヌ兄弟を撮りだめしてあった手持ちのDVDで観賞。

他人を盗み見してるようで、この親父、ストーカー?と
はじめは思ったが、それは見守りのまなざしだった。
音楽も無く、無駄なものを一切使わないやり方で
この純粋映画はずいぶん安上がりなんだろうな、
今はスマホでも映画撮れる時代だから、もっと安く出来るのでは、
などと俗人は低俗なことを考えてしまう。
当然、かけたお金と作品の出来は一致しないが。
かーく

かーくの感想・評価

3.6

最初はなんだこの変なおじさんって思ったけど素晴らしい演技だった。ちょっと普通じゃないかもだけど複雑な心情に感動した
ラストを描くためだけに1時間半を費やしている。
テーマは『赦し』。寡黙な映画ながら、深い感動がある名作。
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