息子のまなざしの作品情報・感想・評価

「息子のまなざし」に投稿された感想・評価

Kyosuke

Kyosukeの感想・評価

4.6
同じ高さの目線とリアルな生活音、生々しい所作に、世知辛さや心の繊細さと不安定さが映されている。密着ドキュメンタリー並みに動く映像と、音楽がなく読みづらい展開には終始目を奪われた。人によっては物理的にこの作品に耐えられない、若しくはにシンパシーを感じられないストーリーかもしれないが、そこも含めて考えさせられる傑作。
オリヴィエとフランシス。オリヴィエのアップからうかがえるフランシスに対する感情と態度が痛々しい。
アップとミディアムのアングルが続く、ゆれる手持ちカメラ映像。この圧迫感は… 好きではない。
じえり

じえりの感想・評価

3.1
ダルデンヌ兄弟で一番好き

予備知識無しで見ると最初ついていけないけどそれもよし
ラストが秀逸

カメラの揺れに注意
主人公が腹筋するたびに目が回った
2回観て、2回とも酔いしました。
それだけカメラが動く。
「超」がつくほど、動く。
それと同じくらい彼らの視線も動く、心も揺らぐ。

必ずしも物理的距離と精神的距離が合致するとは限らない。そんな比例にも反比例にもなり得る人間の心と心の摩擦から生じる不協和音。それだけが、音楽のないこの映画からひしひしと伝わってくる。

動き回るカメラは2人の人間を一度に捉えようとは滅多にしない。捉えてもピントがボケていたり、2人が違う方向を見ていたり、異なることをしていたり…。建前でも人とわかり合おうとしない彼らの心をあらわしているよう。

しかし、この映画はそんな不安定で危うい人間の心に関する1つの末路を提示する。

静止したカメラ。
そっと囁かれる慎み深く調和した音。
ro

roの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ゆるしの描き方が押し付けがましくなくてよかった。でも自分だったらやっぱ無理だわ
罪を犯した少年たちの社会復帰のための職業訓練所で指導するオリヴィエのもとに、かつて自分の息子を殺害した少年が入所してくる。少年を前に複雑な思いを秘めるオリヴィエの葛藤と苦悩…。セリフは少なく登場者はわずか。

しかも、音楽は無し。しかし、それが逆に靴音や作業場の空気、吐く息までスクリーンから伝わる。人生を見失った中年男と罪を犯した少年の偶然の出会いにより、憎しみから許しへと変わるまで、緊迫感漂う映像を交えながらじんわりと深く心に残るダルデンヌ兄弟の作品です。2002年カンヌ国際映画祭主演男優賞、ベルギー・アカデミー最優秀作品賞など受賞。
zak

zakの感想・評価

3.7
眼鏡小太りの中年男オリヴィエ。
ダルデンヌ監督作品、今回の主人公です。

今作はアップシーンの多用や後方からのアングルなど、いつも以上にドキュメンタリー風な手法を強く取り入れた印象で、何の予備知識もなく観ると、一体どういう話なのか最初は全く分かりません。

徐々に薄っすら話が見えてくるのですが、まずこのオリヴィエは職業訓練校で少年たちに木工を教えているという事が分かります。

そして、その少年たちは普通の少年ではなく、罪を犯した少年たちであるということも…

そこに新しく入校してきた少年。
オリヴィエはその少年を監視するが如く、執拗に追い回します。(完全にストーカー!)
この謎の行動が意味不明すぎるのですが、その後トンデモナイ事実が明らかになります!(ネタバレになるのでそれ以上は書きません。)

そして終盤に核心をつくセリフは唐突に訪れて、ある意味会話の凄さのようなものを感じました。

ラストもお約束のように唐突で、何かを示唆したようなシーンにゾッとしました…!

今まで観たダルデンヌ監督作品の中でも今作は面白い作品でしたね〜!
刺さる人には刺さる、刺さらない人には刺さらない、そんな作品。
とにかく音楽がないからゆーっくりしてる。息子を殺した少年の面倒を見るのってどんな気持ちなんやろ。きっと、元妻みたいに取り乱すのが普通じゃないんかな。でもオリヴィエに全く怒りが存在してなかったわけではなくて、あの腹筋で発散してたんかな。2人の車のシーン、後部座席から撮ってるのが、2人の横顔を垣間見る感じで良かった。製材所のシーンは終始一貫して好き。オリヴィエが少年を殺しそうでドキドキした。最後、少年が戻ってきてからの2人の無言のシーン、泣ける。

絶対いつも一回休憩挟むのに、今回はなぜかずーっと休憩なしで見れた。

573
静かに時間が経ってく。
息子を殺した若者が隣にいる。
いつ沸騰して溢れ出すかわからない緊張感。そして葛藤。
静かだけど、リアルな映画。
Koudai

Koudaiの感想・評価

4.0
とても画描が綺麗で見ていて、目が輝きました!

感動しつつ、えーーって思う事が多かったけど、内容の先が読めないので、ワクワクしました^_^


いや〜なんか考え深かった。
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