MikuOshika

息子のまなざしのMikuOshikaのレビュー・感想・評価

息子のまなざし(2002年製作の映画)
3.6
職業訓練所で木工クラスを受け持つオリヴィエ。
ある出来事で幼い息子を亡くし
心にポッカリ穴が空いているような
どこかずっと悲しげな表情のオリヴィエ
その木工クラスに新しくやってきた訓練生の少年フランシス。
その訓練所というのは
刑務所での刑期を終え、次のステップへと向かえるための場所。
そう、やってきた少年は息子の命を奪った加害者だった。

この生徒と先生という絶妙な距離感と
被害者と加害者であるという事実

この微妙な空気感と表情でみせる2人の掛け合いがヒリヒリと痛い。

現実、実際ではありえないであろうこの
「人を赦すということ、相手を知り受け入れるということ」
ラストのシーンが印象的で良かった。
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