水のまち

夜がまた来るの水のまちのレビュー・感想・評価

夜がまた来る(1994年製作の映画)
4.5
白い粉に濁る闇。女は光を失い、堕ちていく。コンクリートに溜まる褐色の血は、空っぽのネオンに照らされ鈍い光を煌めかせている。終末を告げるはずの暁のブルー。太陽が昇らない空は、夜がまた来るみたいだった。肌はその冷たさに震えて、美しいと感じていた。どん底でしかないのに、カッコイイと感じていた。
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