たむ

コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ーのたむのレビュー・感想・評価

3.5
ベルリン国際映画祭コンペティションに入ったアメリカの実話です。
1968年を舞台に、ベトナム戦争反戦デモなど、時代が変わっていく中で、女性の中絶を行っていた女性グループが描かれます。
社会派なテーマを取り扱いながらも、女性達のやり取りはユーモアがあり、重いだけのドラマにはなっていません。
本作で衝撃なスタートが、死ぬかもしれないのに、中絶の許可が降りない。
人の命よりも中絶はいかん、というとんでもない社会なのですが、命を守るための選択、権利から映画は、コミュニティや生きがいについても描いていきます。
構成が自然で、ユーモアもある好感の持てる作品でしたね。
たむ

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