【嗚呼アメリカ】
これをやってのけてしまうのだから、アメリカという国は底知れない力を持っているんだなと思う。中には教会の修道女のような人もいたし。
反面、大きな反動もあって、それが今の分断を背景にした共和党保守やトランプ支持者などの反妊娠中絶の動きということなのだと思う。
こうしたことも含めてアメリカなのだ。
それにしても、この1970年前後のこととしても、レイプで妊娠させられたのが大半で、中絶もダメって、女性は動物じゃないんだから、どうゆーことよと考えたりもする。
ところで、2018年、銃の発砲で多くの生徒が殺害されたフロリダの高校の生徒達の呼びかけがきっかけになってワシントンで80万人の非暴力・非暴動の平和の行進が行われた。
これもアメリカだが、トランプの大統領敗北に納得がいかず、連邦議事堂を襲撃した連中がいるのもアメリカなのだ。
まあ、ある意味ダイナミックな国だ。
今アメリカで起こっている分断は、まだら模様で一言で言い表すのは難しいのかもしれないが、国際政治学者で世界的なリスク分析コンサルタントを率いるイアン・ブレマーが何度もコメントしているように白人至上主義の低学歴ブルーカラーの反乱のように思える。保守派の大票田ティーパーティーはそれに乗っかってると云うのが実のところで、ティーパーティーが最も推してるはずのペンスが反トランプなのはそんな理由のような気がする。自分たちは低学歴のバカじゃないぞということか。本当にまだらだ。
日本は中絶は手続きさえしっかりしていれば合法だし、アフターピルも薬局で手に入るようになって、女性のこうした不幸なことが少なくなれば良いと思う反面、男性サイドの性犯罪の量刑を重くして厳格に適用しないと、アフターピルがあるのかと勘違いする性犯罪者がまたゾロ出てきそうで気が滅入る。
まあ、アメリカもそれは一緒か。
バカはバカだ。
