中国資本のサメ映画。
前作も5、6回は観ているくらいサメとステイサムが大好きなので公開当時から楽しみにしていた1本だったのだが、冒頭のCGの粗さには、間違ってB級映画借りてきちゃったのかなと目を疑った。
前作ヒロインだったスーインは大人の事情で勝手に死んだ事になり、今作ではメイインの叔父さんが異常に活躍する。
こっちはステイサムとサメが観たいのにあまりにも活躍するものだから、後半は正直もう引っ込んどいてくれとすら思ってしまった。
メイインといえば前作では可愛い子役だったのだが、少し見ないうちに杉田智和になっていた。
この杉田化は、母親であるスーインの死が影響しているのかもしれないし、していないのかもしれない。とにかく子役の時に完璧だと、どうしても成長して崩れてきちゃうよなあとしみじみ思う。
敵のタフガイは「ランボー ラスト・ブラッド」で麻薬組織のボスを演じたセルヒオ・ペリス＝メンチェータで、印象が強かったのですぐに分かった。
タフガイやらタコやら、本当に必要だったかな？と思う要素は多々あったが、酷評されていた割に概ね満足できる内容だった。
しかし、物語の肝であるメガロドンが何匹も出すぎてしまっていて、魅せ方も「巨大さ」より「攻撃性」を重視していたような気がする。そこが個人的にはイマイチで、最後は普通のサメに見えてきてしまった。
続編が出れば観るとは思うが、正直このシリーズはもうお腹いっぱいかな。
