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エクスペンダブルズ ニューブラッドのlvsのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

間違いなく過去最悪のクオリティ。
ほとんどステイサムが主演で、ドルフ・ラングレンとランディ・クートゥアは続投されたものの、他はレジェンドとは言い難いキャストに総入れ替えされ、『エクスペンダブルズ』としての魅力は完全に失われてしまっている。
ただのアクション映画としてなら見られるレベルなのでこの評価だが『エクスペンダブルズ』としてなら☆1をつけたい。

前作までのクリスマスのガールフレンドは何の前触れもなく消え去ってしまい、突然現れたジーナ(ミーガン・フォックス)が恋人枠に、まるで自分がずっとヒロインだったかのような顔で居座っている。
このジーナ、どのカットでも分厚すぎるメイクと整形丸出しの顔が物凄く邪魔で、しかも何の前触れもなくフェミニズム的な発言をしだすもんだから鬱陶しくて仕方がない。『トランスフォーマー』の時のミーガン・フォックスはもう影もなかった。

ジーナはもちろんだが、他の新キャラ達にも本当に魅力がなく、スタローンも、死んだフリ作戦のおかげで冒頭とラストにしか出番がないため、マジでステイサムのアクション観るだけの映画になり下がっていた。
死んだフリ作戦も「どうせ死んでない」がバレバレすぎて無駄。スタローンの出番が減って作品のクオリティが落ちただけの悪手。
キャストのレベルを地の底まで落としながら前作の2倍程の制作費をかけたはずなのにB級映画レベルのクソCGが散見されるのも訳が分からないが、船上でのクリスマスとジーナの会話シーンでのCGはあまりにもチープすぎて笑ってしまった。

ゴミ新キャラ共にスポットを当てなくてはならない分、せっかくのドルフ・ラングレン達へスポットが当たらなってしまったし、本当に全てが裏目に出まくっていた。
「スティーブン・セガール」「ロバート・ダウニーJr」「リーアム・ニーソン」等、公開前に期待されていた豪華キャストとまともな脚本があればもっとマシな映画になっただろうに、こんなクオリティなら制作すべきでなかった。

ドルフ・ラングレンのインタビューによると、過去作と違ってスタローンが脚本に関わっておらず、撮影の1ヶ月前に監督が変わったりと、最初から色々と問題があった映画らしい。
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