MEG ザ・モンスターズ2のにっこりテリーのネタバレレビュー・内容・結末

序盤のフザけた【適当香港映画】風情な雑な脚本
具合を除けば、まあそれはもう海洋モンスター・パニックの満漢全席に飽き足らず、バトルシップからジュラシックからごちゃ混ぜにし、しかも続編遊びまでして。。んもう下らないの骨頂で、エンタメという名のつくものを無理やりつなぎ合わせた映画風の大騒ぎでしたが、それが大好きな私個人的には大好物でした。

　今までトンデモ環境を肉弾か存在感で無理やり許容させてきた主人公は過去シュワちゃんだけでしたが、捨勇は肩を並べました。
　モブによる中途半端なエッセンスもやり続けると味わいが出る好例でしょう。滑ってるのも御愛嬌にしか見えてこなくなる。クリフ・カーティスがまさかこの手の映画で生き延びるなんて!とか
シエンナ・ギロリーめちゃ老けてる!ショック!
とかどうでも良いツッコミも心地よく。
　ここまでやるなら素晴らしいとしか言いようがない。

　1点。
　ドニー・イェンやマックス・チャン、フランク愚利郎と正面からどつきあいしてメガヒットを連発しているウー・ジンに一切キレの良いアクションをさせずに、ヘルメットやスコップでどうにか凌がせる演出を強いたのだけは許せない。
　申し訳ないが彼は最強の1人なのですよ。全く許せない。どうせなら「お前やるなぁ」であってほしかった。そう考えるとリンチェイともウー・ジンとも共演してる捨勇はすごいな。