りゅーきマッドベリー

ビッグバグのりゅーきマッドベリーのレビュー・感想・評価

ビッグバグ(2022年製作の映画)
3.7
『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ監督のSFダークコメディ🤯😵‍💫🛸🤖

前回見た『エクス・マキナ』はAIが搭載されたアンドロイドは実用できるかのテストレベルだったけど、この作品は2045年のフランスが舞台でAIを活用しまくり!手離すことができないぐらいになってしまっている世界🌐🇫🇷🌍

そんな世界で最新型のアンドロイド [ヨニクス]がバグって人類に反乱を起こしたので家主のアリスが所持する4体の家庭用ロボットは家主を守ろうとし、家の中にいる偶然その場に居合わせてしまった恋人や元夫と元夫の秘書、隣人のおばさんを危険だからセキュリティシステムで閉じ込めてしまうお話。

もう登場するアンドロイド達が絶妙に不気味でとくにニカッ😀!!!って笑う笑顔がカメラワークも相まって奇妙で奇妙で😂

最初は不気味さしか感じなかったモニークら4体の家庭ロボットに愛らしさも感じてくる。

アリスの元夫で趣味が機械いじりの義肢作りの職人であるヴィクターは『エクス・マキナ』の天才プログラマーネイサンと風貌がかなり似ていて、最近の機械が得意で頭が良いキャラってのはタンクトップ姿にメガネとヒゲを生やしていて適度に運動もしてるタイプが多いんだなと思った!笑

元夫ヴィクターの秘書ジェニファーを演じたクレア・チュスト(Claire Chust)は作中でいらんことばっかしてたし、性格も悪そうだけど見た目は可愛い💖

ジャン=ピエール・ジュネ監督が予想する未来が本当に未来で起きていそうなことばかりでめちゃくちゃリアル👏✨
事故や老衰で死ぬ度にクローン犬を作っているとか全自動でご飯を作ってくれるアンドロイドに全自動で調理してくれるキッチンなどの未来ギミック、未来感溢れるベットや家具など見てるだけで面白かった。

その反面ストーリーがほぼ家の中っていうのがもったいなかったかな。
綺麗に終わったけど、反乱を起こされた原因がAIのバグだからまたバグらないようにしないと結局根本的な問題は解決していないんじゃ…ていう😓
続編があるならヨニクスは是非味方側のアンドロイドで🤖(それはシュワちゃんのターミネーター)
サイバーなSF世界の未来に行きたいと思ってもAI(人工知能)に支配されるのがすぐそこまでの『ビッグバグ』の世界には行きたくないなーって思った😵💧

やっぱ『アリータ: バトル・エンジェル』ぐらいの不老不死の技術が進んでる遠い未来の方がいい(✯◡✯) 🦾🕊🗡️