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20世紀のキミのutakoのレビュー・感想・評価

20世紀のキミ(2022年製作の映画)
4.5
本当にこれは最高の作品でした。
是非みていない人は予告以上は何も知らない状態で見て欲しい作品です。




↓ここからはネタバレなので観てない方は見ない方がいいです!
当時キムユジョンちゃんの最新作でNetflixに入るのを予告で見て1990年代の学生の恋愛映画って感じですごく素敵な雰囲気で絶対面白い!と思い気軽な気持ちで観てました。
中盤までは三角関係できゅんきゅんするでも今しかない青春の儚さもありで普通に面白い映画でした。
後半からは思っていた展開と違いました。
ピョンウソクさん演じるウノがお家の関係で韓国から離れてしまうことになりヒロインのボラと離れ離れに。
それでも2人は遠距離でも想いあって大学で再会することを目標に頑張っていましたが、急に連絡が取れなくなって学生時代の恋愛はそこで終わってしまう。
ここまでで私は何か理由があるとは思っていました。でもきっとハッピーエンドだろうって。
大人になったボラはウノから手紙で個展の連絡をもらい嬉しい気持ちで行くと彼が亡くなっていたことを知ります。
もうどれだけ泣いたことか、、、、
あの時連絡がとれなくなったのはこの世にはもういなかったから。ボラが泣きながらもう忘れてやるんだから!知らない!と電話をしたことを思い出すと心が痛みました。
ここまででも既に号泣なんですが、ラストのシーンでボラが個展の連絡をもらったのと一緒にビデオが送られてきていたのでそれをみると学生時代の友人やボラの映像が。その最後に新しく撮影したウノの動画が。
新年の初日の出を見せたかったとボラに弟と撮影した動画でした。
21世紀の君に会いたいと言ったウノと大人になったボラの笑顔で締めくくられました。
→もうこの最後のシーンが最高にこの映画を1週間引きずらせました。かなり時間は空きましたが20世紀ではなく2人とも21世紀の2人として画面越しですが会えたこと。これが私的にはすごく感動的で切なくて、気軽な気持ちで観ていたというのもあるかもしれませんが本当に驚きの展開でなかなか出会えない素敵な作品と感じました。
5点をつけなかったのは私の中であまりにも悲しすぎたので笑
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