このレビューはネタバレを含みます
あれ、平均スコア低めですね。普通に面白かったです!
スパイ組織を調査するため派遣された検察官。法も厭わぬ「夜叉」と呼ばれるリーダーを調査する検査官は、スパイ同士の抗争に巻き込まれてしまう!って話ですね。
非情だけど魅力溢れるリーダーを、調査している内に好きになっちゃう!私の好きな話でしたw
まず検察官の設定が良いですね!最初から凄腕スパイなわけじゃない、真面目な検察官。
邪魔者扱いされて罠にはめられ、警察に追われて逃げ仰せる。意外と使えるじゃん、と、一般人がスパイの才能に目覚めて行く展開は新鮮で面白かった!
「夜叉」の非情で優秀なキャラクターもカッコ良かったし、検察官との凸凹バディ感、「夜叉」を慕うスパイ組織のチーム感も良かった!
ネズミ作戦が特に楽しかった。業者として侵入するパターンかと思いきや、もう一枚裏がある!と。
まあ、突っ込みどころは結構多い。最大の敵が日本人の元スパイ。えーと、こんな組織あります?とか、日本が南北の協調路線を阻止しようと暗躍してるとかも謎だし、日本領事館で拷問してるのも違和感。飛び交う日本語セリフもノイズになります。
最大の悪の親玉としては、池内博之さんはちょっとまだ若々しいような気がしたかな?
あと途中までかなり楽しかったけど、ラストのあたり、夜叉はどうせ生きてるんだろうな、は読めてしまうし、さっさと撃てばいいのに、何故タメる?等は一時代前のアクション映画感ではありました。
ただ、気になる点をさっぴいても全体的には楽しくてサービス精神満載で好きでした!
もうちょっとバディ2人のラブラブシーンがあると更に良かったかなw