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咲かない蕾
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咲かない蕾の作品紹介

咲かない蕾のあらすじ

最後の文化祭を1か月後に控えたとある女子校。3年2組の文化祭での出し物を決めていた。純粋無垢な田淵は、最後の文化祭で憧れのアイドルをやりたいと主張するが、同じクラスメイトの宮花は、文化祭に対して「私たちが文化祭に参加すべきなんでしょうか?」と発言する。委員長の朝月、陸上部の塔山と広江、不登校になった野田。さまざまな想いが交差するなか、ある事件が起きてしまう…。

咲かない蕾の監督

北林佑基

原題
製作年
2022年
製作国・地域
日本
上映時間
57分

『咲かない蕾』に投稿された感想・評価

tetsu
3.6
個人的に推している北林監督(世田谷センスマンズ所属)の過去作ということで、公式通販サイトからDVDを購入し、鑑賞。

文化祭を目前に控えた女子校のとあるクラス。ポジティブで明るい性格の順子は、出し物にオリジナルのアイドルパフォーマンスを提案するが、クラスメイトの幸花は文化祭の不参加を挙げ始めて……。

アイドル映画にしては、あまりにも尖りすぎな企画。

推しの輝かしい活躍を期待したファンにとっては、ドン引き、あるいは、ブチギレ案件だったことが容易に想像できるほどに、予想以上の鬱映画だった。

ポップな作品に見せかけて、次第に人間のイヤな面を浮き彫りにしていくさまは、まるで吉田恵輔監督の作品(『ヒメアノ~ル』『神は見返りを求める』など)のよう。

全体を通しての陰鬱さは、もはや『リリィ・シュシュのすべて』(暗黒青春映画の金字塔)にも通ずるものがあった。

主人公は、朝ドラヒロインのような図々しさで周りを巻き込むタイプ。

序盤こそ、青春キラキラ映画"風"のタイトルが出るため、彼女を中心としたサクセスストーリーが始まっていくのかと思いきや、中盤における手持ちカメラの長回しから一転、不穏な雰囲気へ……。

青春映画のように明るく輝いていた映像は、暗くどんよりした色味に変わり、鬱屈とした世界へと変わっていく。

監督曰く、「コロナ禍で東京オリンピックを開催するか否か」という議論から着想を得て、作品を制作したとのことだが、それを踏まえてみると、興味深い。

文化祭への参加・不参加を巡るいざこざは、まさしく、社会の縮図そのもの。

騒動のカギを握る不登校の生徒や、生徒と上司との間で板挟みになるクラス担任、無自覚なエゴイズムでクラスメイトから孤立していく彼女に、人知れず、悪事を働いていた彼女などなど。

ほとんどの人物に、良くも悪くもイヤ~な結末が待ち受けており、一部のキャラクターに関しては顛末すらも放り投げられるという……。

観客が求める気持ちの良いカタルシスを避けた居心地の悪いラストからは、作り手の、表現に対する確固たる意思を感じた。

惜しむらくは、限られた上映時間で様々な出演者の出番をおさえる必要があったからか、役者自身の問題か、脇役の判別がつかないところ。

「キラキラアイドル映画かと思いきや、どろどろした学園鬱映画でした~」というワンアイデアが強いだけに、脇役にこそスポットライトが当たる衝撃のラストが、人物描写の不足により、弱まっていたように感じた。

なにはともあれ、世田谷センスマンズファンとしては、『恋愛電話』から通ずるジャンル横断的な作品として楽しめた本作。

正直、作品の観客層(出演アイドルのファン)が求める内容とギャップが大きすぎて、過小評価されているのも事実だと思う。

『PERSONAL DISTANCE』や『できれば24時間で消えてほしい物語』など、のちのセンスマンズ作品に通底する「コロナ禍」の影響が、「閉塞感」という形で具現化しているのもあり、団体のファンにとっては必見の作品だと思った。


参考

『咲かない蕾』 | 世田谷センスマンズ
https://setagaya-sensemans.amebaownd.com/posts/38597492/#amp_tf=%251%24s%20%E3%82%88%E3%82%8A&aoh=17657205945267&referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.com
(監督サイドによる作品情報はコチラ。)

「咲かない蕾」のこと4000字近く書いちゃった。|北林佑基
https://note.com/kitaba/n/nce87ba021f47

加速FANTASY
https://youtu.be/EQUCzoAGUX4?si=Lm8pnmu7RapYqG7H
(エンディングソングに、作品の内容との温度差がありすぎて、風邪引く。)

DVD「咲かない蕾」 | OfficeS通販
https://office-s123.stores.jp/items/63596e2bf3de5c50e12c666b
(今も買えるのかは謎。購入される方は自己責任で……。)

【Next Movie's HINT】
世田谷センスマンズの作品
>>文化祭を控える女子高生
困ったのは、生徒たちの見分けがつかない。ショートの子はわかる。ほかの女子の顔がみな同じに見えてしまう。目がふたつあって鼻があって…それぞれの演技はよかった。アドリブっぽくガンガン行くところは面白かった。まあ歳を取り過ぎてしまったか。これがのちのエイリアンにつながっているならそれもよし。
VOT
1.4
2022/02/19 の上映会にて。

どインディーズ映画で一般公開されることはないと思うので、レビューやスコアリングは省略します。

※再度上映会があるそうなので、スコアだけ更新。(3/17追記)

よかったところを挙げるとすると、起用されたアイドルのうちだと、令名の和歌の松井さんの演技が存在感あってよかったです。彼女は他の映画で観ても充分やっていけるんじゃないかしら。(推しの欲目とかではないです、念の為)

あと、この製作会社は二度と映画に関わって欲しくないわ、ぐらいかな。裏は知らないのでわかりませんけど、個人的な感想。(制作スタッフやキャストには何もありません、これも念の為)