陣内栄

牛久の陣内栄のレビュー・感想・評価

牛久(2021年製作の映画)
4.0
しんどかった…
日本が恥ずべき行いをしているということを、外国人難民から言われる屈辱。そして、それを映画を観るまで知らない自分。映画を観たり、本を読んだりすると自分の無知を思い知らされることが多い。むしろ、その感覚を味わうために時間をかけている気すらする。牛久で外国人難民が不当に収容され、家族から切り離され、人権を奪われ続けた事実。日本人として知っておかなければならない。

強制収容された外国人の方が顔を出して真実を語っていること、ありのままを伝えるための監督の向き合い方。アメリカ人監督が隠し撮りをしてまで伝えたかった現実。映画自体の生々しさを感じながら非情な社会と向き合う映画だった。
陣内栄

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