フレッシュのbibooのネタバレレビュー・内容・結末

本編開始から数十分後、甘い展開から一変…みたいな「ヒメアノ〜ル」的な編集。題字からのオープニングのテキストデザインが良かった。睡眠薬飲まされた展開からのドランクなグラフィック。
内容は肉の描写がキモくて胸糞悪いけど、生々しさを最先端の技術にアップデートさせたB級サイコスリラーみたいな感じ。結局スティーブは何者でどういう目的なのか、生かす殺すの判別がよくわからないのとか、本当にあいつは奥さんなのかとか、元カレはせっかく足跡辿れたのにビビって帰るくらいなら登場させたの意味あんのかとか、ケツの肉削ぎ落とされたはずなのに見た目も素振りも中途半端なノアとか、突っ込みどころは満載なんだけど、なぜか最後まで集中して見れてしまったのはセバスチャンスタンの絵力と編集力のおかげな気がしている。セバスチャンスタンはあまりにクレイジーメンの役が立て続いてるので正統派の爽やかな恋愛ものとか見てみたい。スーパーでナンパという脚本はさせておき、裸とか戦闘スーツ以外を久々見たので普段着スタンはキュンとしたし、笑い方がナチュラルすぎてずるい。男尊女卑の塊な切り口ではあるし、女友情ものにしてはモリーまで捕まってしまったのでなんか魅せ方が今ひとつに終わった。マッチングアプリへのちょっとした注意喚起だと思おう。