このレビューはネタバレを含みます
同時期に何人かと寝たうえに子供ができて男も何処かへ行きシングルで育てた更年期の女性と、婚約者との結婚に際し、自分の出生の真実ついて向き合おうとする女性という、今作ったら確実にシリアスにセンシティブにダークなものになってしまう題材が、こんなにもバカバカしくふざけていて、それに対してウケずにいられない。
下ネタもジェンダーネタも多くて時代の産物ではあるんだけど、その突っ込みを上回るほど、曲と振り付けが素晴らしいうえに数が多く、それを歌いこなすメリル・ストリープとアマンダ・セイフライドがすごすぎる。また結構な数のダンサーとのチームワークも見応えあって、ダンシングクイーンのシーンはどれも好き。曲終わりに池に飛び込むシーンは役者の素が混じってて現場の空気が感じられて楽しい。
最終的になんじゃそらなイカれた展開に落ちていくから、ミュージカルシーンが畳み掛けてたクライマックスまでが最高な映画。20年前ドナと恋に落ち婚約者と別れたけど違う男といるドナにショックを受けてやっぱり婚約者と結婚→その後結局離婚し、20年振りに再開したドナに突然結婚を申し込む→ソフィは母ドナの再婚約が決まったからと自分の結婚式をその場で取りやめる→なんで相談なく父親疑惑の人間たちを呼ぶんだと謎に怒ったスカイだったが、仲直りのくだりもなく結婚式の延期にはすぐ賛同。→そのひと騒動で出会った父親疑惑の一人とドナの旧友が結ばれ、ドナとアナ友に→ひたすらみんなで踊る。😇
