概要を知っていただけに、本当に序盤から苦しかった。
高齢だとして何かできる事はたくさんあるのに、世の中は、ただ「高齢」に理由をつけてるだけ。けど、そういう自分も、またその一人。
倍賞さん演じる彼女の最後の選択、磯村さんが「合同火葬」の本当の意味を知った後の心の機微による選択。あの後の彼女は、彼はどうなんったんだろうか。
自分が選ぶなら、どちらも難しい作品。生きたいけど、自分で何もできなくなったら…現実に突きつけられたら…やっぱり苦しいよ。
日本映画としても間違いなく傑作だった。
倍賞千恵子さんの声もちょっとした歌声、綺麗でした。