ENDY

PLAN 75のENDYのネタバレレビュー・内容・結末

PLAN 75(2022年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

現代における姥捨山の在り方を描いた寓話なのだろうと思った。
登場人物がそれぞれの心の内や心情を語ることがほぼなく、表情と行動から察するしかない。すべてをセリフで説明してしまう今の映像作品に慣れてしまった人たちにはあまりにも行間が多くて長く感じたのではないだろうか。そのアプローチは「鬼滅」の真逆とも言える。
人の命というものにどう向き合うのか、どう寄り添うのかという難しいテーマを扱いながら、特に解決策を提示することなく鑑賞側に委ねるという手法は悪くない。
案内する側のヒロム(磯村勇斗)と瑶子(河合優実)の行動に監督の視点を感じた。