あとり

PLAN 75のあとりのレビュー・感想・評価

PLAN 75(2022年製作の映画)
3.3
自らの意思で安楽死を選ぶ78歳のミチ。
その制度を薦める立場でありながら高齢の叔父を持つ市役所職員、感傷的にならず選択を受け入れ、職務をこなすコールセンタースタッフ、施設で働く外国人女性。
様々な角度から老いや死、孤独と不安を痛烈に描きながら生きることへの強い意志も感じる。

設定が異様でありながらリアルでもあったが、ミチが死を選択するまでに時間を割くなら群像劇としてそれぞれの視点全てを密度濃く描く必要性はなかったのでは。
でも訴えかけてくるものは多かった。
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