あとりさんの映画レビュー・感想・評価

あとり

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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.5

年齢も価値観も重ならない2人が素直になれなくてすれ違う様が可愛らしくてもどかしくて可笑しい。
そして最大の見どころである走るシーンのカタルシス。
モノローグやナレーションで言葉を並べるより簡潔で力強さ
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

4.1

完結作としてはもう一歩だが新作、集大成としては最高峰。
ギガノトサウルスとの攻防は歴代最強の絶望に満ちた震え上がるほど超絶スリリングな緊張が張り詰める。
そして何より旧作キャスト集結は激熱。
人類の傲
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ライフ(2017年製作の映画)

3.8

B級SFホラーなのに無駄にキャストが豪華で素敵笑
宇宙を舞台にした密室で未知なる知能と学習能力を併せ持ち、残虐性まで見せる地球外生命体の襲撃に生きた心地がしなかった。
絶望が最後までまとわりついた末の
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

4.0

試写会で一足先に観てきました🏴‍☠

まるでライブを体感する様なワンピース映画の革命が巻き起こる…
歌の力を最大限感じられる音響、演出のクオリティやその迫力と臨場感は断然劇場で観るべし!
原作1話から
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劇場版 おいしい給食 卒業(2022年製作の映画)

3.7

改めて給食だけでここまで面白く出来るのは凄い!
前作を超えた甘利田先生のテンションと神野のドヤ顔、2人のうまそげ対決や給食に対する狂気とも言える情熱に笑いと感動が…
栄養価や健康面以上に1食1食を味わ
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オールド・ボーイ 4K(2003年製作の映画)

3.9

暴力と復讐で体も心も痛めつけられる衝撃。
魂すら抉り取られる様な誰も救われない超絶展開に初めて観た時の衝撃が蘇る。
全てを知ったチェ・ミンシク演じるオ・デスの表情が凄くいい。
あの顔を大画面で目の当た
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

3.4

対立関係にある南北の大使らがソマリアを生きて脱出する目的の為手を取り合って打開していく姿は胸熱。

骨太な脚本、切迫したカーアクションや銃声の緊張感、更にダイナミックなセットは目を見張る。
双方の文化
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.8

女性たちを熱狂の渦に巻き込む色気と誰もが惹きつけられる圧倒的歌唱力からなるパフォーマンスに陶酔。
後に世界中のミュージシャンに多大な影響を与える程の虚像に囚われ、家庭を築いても尚埋まることない孤独に苛
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不都合な理想の夫婦(2020年製作の映画)

3.4

NYから夢を追いロンドンへ移住した男とその家族。何不自由ない暮らしに不穏な空気が張り詰め、露呈する秘密と本音。
現状に満たされず…否、そもそも現状が幻想だったのか…と気づいた頃には既に崩壊の危機が。
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.7

自らの時間…すなわち人生を賭けて人類を救おうと孤独に戦い続けるバズ。
失敗や限りある人生との向き合い方、そして有害な男らしさからの開放をテーマとして繰り広げながらも王道激アツSFとして楽しめた。
ソッ
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

「捨てるくらいなら産まなければいい」と呟く刑事と共に赤ちゃんを捨てた母、娘と離れて暮らす男性、児童養護施設育ちの青年の心情や行動に至る背景と歪だが温かな束の間の旅を見届ける。
韓国映画でも情緒豊かな是
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鬼が笑う(2021年製作の映画)

4.3

例え悪人でも1人の命を奪ったことで崩壊し狂わされる人生の数は計り知れない。
僅かな光すら踏みにじられる分断された現代の地獄。
ただ1つ揺るぎない真実は石川一馬と言う人間はラストカットまで全力でちゃんと
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

3.9

同じ国でも違う国でも生じる価値観の違い。
日本人にもクルド人にもなりきれないサーリャの移民故の苦悩。
世間や行政の壁が連なり人間関係や夢や自由すら諦めざるを得ない無慈悲な現実。
父の決断と聡太の「しょ
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ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.4

豪華キャストによるB級な雰囲気のバカバカしくてチャーミングなやり取りと大人のロマンスが楽しい。
古き良きアドベンチャー映画的風味も。
ジャングルをギラギラの衣装で駆け回るロレッタとアランのダメっぷりが
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ニワトリ☆フェニックス(2022年製作の映画)

3.0

前作と違い脱力感満載のロードムービーだがぶっ飛んだ笑いとアニメを取り入れた奇抜な演出は健在。
パラレルワールドなのでスターで悪役だったり序盤に出たあの人達が思わぬタイミングですごいことしてます笑
のど
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バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版(2022年製作の映画)

3.5

ドラマ版とは一味違うスケール。
身勝手さによって起きた悲劇。
残酷すぎる事件の真相と隠された愛が語られ、待ち受ける誰も救われない結末に胸が掻きむしられる。
獅子雄との別行動は多いし無理な設定が気になる
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.2

モノローグで流暢に語られる本音に「わかるわかる」と「しんどい」がせめぎ合い、納得でニヤニヤしつつチクチク胸を抉られる。
「分けちゃダメなんだって、恋愛は」「恋愛は1人に一個ずつ」冒頭別々に発した意味が
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声もなく(2020年製作の映画)

3.3

死体処理しているのか疑ってしまうほど裏稼業が日常と化している不条理な状況が何故か可笑しみを誘う。
喋れない青年と誘拐された少女の共同生活。
テインの不器用な優しさが微笑ましい。
弱者から見た世界を主観
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英雄の証明(2021年製作の映画)

3.3

金貨の入ったバッグを拾った囚人。
自らの行いで持ち主へ返したことをきっかけに社会的地位が変貌していく。
SNSやメディアによって些細な行動が賛美されることもあれば顔も知らない他人に糾弾、制裁される恐ろ
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猫は逃げた(2021年製作の映画)

4.0

いつの間にかすれ違い、冷めきった関係。離婚は決定事項のはずなのに猫の親権だけが白黒つかず… 不純で欲望やらエゴにまみれているのに憎めない等身大の“気持ち”。
カンタがいなくなって知る2人の原点や月日の
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.7

タイムリープ要素もあり低予算を逆手に取ったかの様な技ありの抜け目ない面白さ。
1周目はFPS視点で迫りくる恐怖を追体験。
心拍数も上昇。
2周目は体験談を基にルート分岐やフラグを破壊しまくる主人公の無
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林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

3.2

記憶を失う奇病が蔓延する世界。
ある男が与えられた数々のミッションをこなし新しい人生を送る過程をオフビートに切り取る。
立ち直れないほど悲しい経験をした時、全ての記憶をなくしリセットした方が幸せになれ
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ハ―ド・ヒット 発信制限(2021年製作の映画)

3.7

車内に仕掛けられた爆弾。
但し降りれば爆発…というソリッドシチュエーションで終始緊張感が途切れず目が離せなかった。
やや強引な展開もあるが派手なカーアクションや主人公、犯人、娘役のキャストの演技力とま
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愛なのに(2021年製作の映画)

4.3

愛してるからこそ言えることと言えないこと。
愛情と欲望は必ずしも一致する訳ではない傍から見れば地獄でもあり滑稽でもある真実。
古本屋の店長が女子高生にプロポーズされるという出来事から関係者を巻き込み、
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.2

ファーストカットとあの曲でもう泣きそう笑
同窓会的な感覚でベタと娯楽を極めつつ世代交代や継承もきっちり描き切る潔さに熱いものが込み上げる。
そして最大の見どころであるCGなしの飛行シーン。
ちょっとレ
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ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード(2021年製作の映画)

3.7

笑いの連鎖、「そうはならんやろ」の連続、Fワード連発笑
前作同様気軽に楽しめるが、アクションもバイオレンスもバディ度もパワーアップして更にソニアの登場でエキサイティングに。
ゴミの様に人が死ぬノリの軽
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アネット(2021年製作の映画)

4.0

突飛で幻想的なおとぎ話風味の悪夢。
冒頭の高揚感と幸せな時が嘘の如く堕ちる深い闇の中。
悲劇的物語を荒唐無稽に魅せる演出の吸引力が凄まじく、波に呑まれる感覚に境界線が溶かされ浴び続ける音楽に幸福と苦痛
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.7

大人と子供…ではなく人間同士の対話の積み重ね。命懸けで産むことは決してゴールではない。
様々な困難を乗り越え家族が時間を育んでいくことの美しさ…それ以上に突きつけられる厳しさや実情。
衝突しない為に感
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パイプライン(2021年製作の映画)

3.2

成功すれば一攫千金だが命すら危険に晒す盗油作戦とチームのデコボコ感のギャップ、間の抜けた警察とのやり取りやドタバタが楽しい。
ゴヌの冷徹ぶりとは裏腹に5人の盗油師のキャラ立ちが物足りず、人情味あふれる
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ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

4.2

ありったけの武器(だけでは飽き足らずボウリングの球や金塊まで…)を用いて戦うド派手でスクリーン映え&観応えたっぷりのアクションに大満足!
エネルギッシュかつしなやかで遊び心あふれ、その上構図の細部まで
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流浪の月(2022年製作の映画)

3.9

事実だけを知った者達が振り翳す、当人達には有害で暴力的な「普通」という名のエゴ。
年の差のある誘拐事件の加害者と被害者同士の関係。
その裏にあるプラトニックな結びつきが観た後も湖底の石の様に重く心に残
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

3.8

もしあの時…劇中何度そう考えたことか。
周囲からの嘲笑や家族に対しての苦悩。
他者との関わりによって劣等感が蓄積して徐々に歯車が狂っていく様に心が掻きむしられ、モンスターではなく普通に生きたい青年の願
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.0

浮遊感満載の異次元アクション最高!
ゾンビ映画レベルのホラーな雰囲気と音楽バトルの様な遊び心、見栄えのするアクションで新たな扉が開かれた気がした。
孤独や目的の為の犠牲、それ故にどちら側にも傾く危うさ
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.7

女性ならではの抑圧やすべからく求められる身体と環境の変化に伴う戸惑いと畏怖。
前半はエッジの効いた演出で視覚的、後半は人間関係の描写で精神的にゴリゴリダメージを抉られる。
この痛みと苦しみを刻み込みな
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ギャング・オブ・アメリカ(2021年製作の映画)

3.1

名前でしか知らなかったマイヤー・ランスキーの半生は壮絶で壮大だった。
ユダヤ系としての生い立ち、ビジネスマンとしての手腕、夫や父としての素顔が取材を通して語られる。
ドンパチはほぼないが、ハーヴェイ・
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パラドクス(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

2回観たくなる映画というのはよくあるが、2回観なければならない映画…だと思う。

1回目に起きている謎の現象や登場人物の行動にただ身を委ね、それらが実は繋がっている…という事実が明らかになる後半の驚き
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