このレビューはネタバレを含みます
長生き願望のない私は、そんな制度あったら良いのになという思いで視聴して、そういう簡単な考えを打ちのめされた映画だった。
個人による選択だったはずがだんだん同調圧力で強制に近くなる恐怖、
国によって作られたメリットを全面に押し出した案内映像の不気味さ、
制度の裏事情、
自分の知ってる人がその選択をしたら?という投げかけ、
リアリティがものすごくて、実際にこの制度が取り入れられた場合、ほぼ同じ状況になるだろうなと容易に想像できる。
こんなことありえない!とはならない、
現実の物語だと感じた。
死はやっぱり選択できてはいけないのではないかと思った。
河合優実さんの目が印象的だった。
死を意識する時、見返したい映画。