つぐみ

PLAN 75のつぐみのネタバレレビュー・内容・結末

PLAN 75(2022年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

冒頭の「PLAN75」の75の文字がボヤけて映しだされることで悲壮感が漂う。
ミチは、解雇された会社のロッカーを最後に拭いて、ありがとうと感謝を述べるくらい謙虚な人。
こういう人に限って、世の中では、ちょっとだけ損してる気がする。
ハロワでは雑に扱われ、不動産屋でも相手にされず、同僚だった人にも煙たがられ‥。
やっと話し相手が見つかったのは、制度サポートのコルセン瑤子とは皮肉。
ただボーリング場でのシーンは泣いた。

人の命に関わる仕事なはずなのに
コルセンはバイトや派遣社員に簡単にお任せぽく、あまりに残酷な世の中。
この制度に携わっているヒロムや看護師さんは、自身の将来にどう向き合ってるんだろう。
私なら、どう選択するだろう。
また、マリアが子供のために、高給仕事の遺品処理をこなしていくのが対照的。
つぐみ

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