「あなたと話せて楽しかったわ、ありがとう」
言葉数が少なく、静かでゆっくり流れる映像の中を、ヒリヒリと突き刺す現実。
見ていて鳥肌が立ってしまった。
『自己責任』とは、どこまで指すのだろう。
世間は、人間は、ほんとうに冷たいのだろうか。
全員に平等に訪れる老いと死。
そして不平等に陥る不幸。
貧困なのは、独身なのは、子供がいないのは
孤独なのは、病気なのは、障がいがあるのは
辛くて苦しいのは、生きたいのは、
全部自己責任なんだろうか
そうだと言って仕舞えば、そうなのかもしれない。
ほんとうにこの法律が可決されても、
意外だと思えない世界。
大切な人のことを、思い出して、胸が苦しくなる。