さらへびさんの映画レビュー・感想・評価

さらへび

さらへび

ある男(2022年製作の映画)

3.7

「この人、誰なんですか?」


出会って恋に落ちて、家族になって。
その時間は誰がなんと言おうと本物で。

アイデンティティと過去
もし、別の人間の人生を歩めたら。

窪田正孝がとても良かった

原作
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.5

「ハト🐦フラッシュバック!!」

タイムループを上司に気付かせろ!

会社内でずっと物語が進む感じが舞台みたいで面白かった。程よく笑えて、重くなく見れる。

とてもいい時間だった

フォーカス(2015年製作の映画)

3.3

「視線を盗め」

とにかく主演2人のビジュが良い
魅力満点

中国人マフィアとの賭けのシーンは
ハラハラした

わかりやすいので、何も考えず
楽しめるところが良い

ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

3.5

「ジョーカーはいない」

彼の浮き出た背骨に目が釘付けになる。

模範囚のアーサー、
タバコを吸う、右手で左手で。

救いのないミュージカル

ハーレイクイーンはいたのか、
童貞卒業した中年男性のお花
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.5

ホアキンフェニックスだ


私は悪役の裏話のストーリーが苦手だ。
悪に理由などなく、ただ純粋な悪だからこそ美しいと思う。

だからジョーカーは昔は可哀想ないいやつでした〜!なんて話は大嫌いだ。

だけ
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.6

あったかい気持ちになる素敵な映画だ〜

好きなものを純粋に追いかける2人、
夢中になれるものがあるって、やっぱり素敵だな

不意にうららの漫画で泣いちゃった

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.5

最悪のトゥルーマン・ショー

本当の本当に最悪の連続でもはや
笑うしかなかった。

ボーは恐れている、他人を、母親を、見えるすべての世界を。

この映画は全て、ボーの視点で進んでいく。
何が現実で妄想
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サッドティー(2013年製作の映画)

3.4

「ちゃんと好きってどういうこと?」

みんな簡単に人を好きになるけど、好きって何?どういうことですか?

様々な視点からの恋愛模様
みんな幸せになって、ね

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.6

「自尊心が低いから、認めてあげたかったんだよ」


レクター博士のほうが優しいかも、、、、
ってくらい阿部サダヲの目が怖すぎて

飲み込まれてしまいそうになる
ガラスが通り抜けて背後に息が吹きかかるよ
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ありふれた教室(2023年製作の映画)

4.0

「大声で叫びましょう」

ほんの些細なことがきっかけで崩れていく

好奇心、疑心、不安定な感情は波紋するようにどんどん大きく膨れ上がっていく。

ドキドキして苦しかった
まるで私も当事者で参加してるよ
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.3

「なるべく自分に近い動物を選んでくださいね」


私ならなんだろう、、、
鳥がいいなぁ、、、

とにかく不思議な世界観
入り込めたかと言われると微妙

独身を狩ると人間でいられる日数が増えるシステム、
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アスファルト(2015年製作の映画)

4.4

「宇宙にいるのは海の中にいるみたいなんだ」
「そんなんじゃダメだ、君はもっといい演技ができる」
「カメラの中にフィルムも入ってない」

日常の中のドラマ

人と人とが出会い、今ある世界が少し動く。
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

-

ひたすら苦しかった
「お前は足が悪いんじゃなくて頭が悪いんだよ」

まりこが行為中泣き叫んでくれれば
まだ救われた何かがあったのかもしれない
と思ってしまうくらい笑ってるのが悲しかった。

彼らが生き
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.2

「ラストはどんな演出にする?」

黒人らしさってなんだ
望むものを与えてやるなんてドラックと一緒
可哀想と罪悪感に満ちれば、善人になった気分になれる。

皮肉なモンクと、その周りの出来事が
シュールで
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

2.7

「いってらっしゃい」


新海誠は性に合わないってわかってたでしょ!
観るんじゃなかったの!

新海誠の作品は人間に魂が宿っていないと言うか、なんというか。
何でこんなに人気なのか全然意味わからなくて
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.3

日本語を忘れたくなる映画

無気力と孤独
異国での違和感と繋がり

ここでしか、出会えなかった2人と
誤訳された世界

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.5

マンマミーア!

そういえば彼ら、配管工だったんだね
私の青春スーパーマリオブラザーズが
こんなに楽しい映画になって嬉しい

ありがとうNintendo

ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ 4K 完全無修正版(1975年製作の映画)

3.6

「前か後ろかなんて問題じゃない、大事なのは体を合わせて同時に達すること。それが愛だ、めったに味わえるもんじゃない」

ジェーンが美しすぎた

そこには確かに愛があったとして、
どちらにも進むことができ
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夢売るふたり(2012年製作の映画)

4.0

「自分の足で道を作らないと、人生は不幸なことになるわよ」


期待、憧れ、嫉妬
悔しさ、惨めさ、羨ましさ

完璧な男じゃなくていい、ちょっとした夢を見せてあげるだけで。


料理にプライドのある板前な
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.3

「さよならは言わない、また会おう。」

自然の中に生きる、旅を続けながら
出会いと別れを繰り返して

「いつか君もボーに会える」

雄大な自然の中で、ドキュメンタリーのように
流れる日々の生活

憧れ
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.6

「シャバは空が広いちいいますよ」

リンチされたおじさんを助けてヒーローになれるのは、漫画の中だけ。
現実の世界ではそうはならない。

生きるのにまっすぐすぎる三上、
「瞬間湯沸騰湯沸かし器」

ヘラ
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.2

「さっぱりわからない」

うーん
うーーん

容疑者xの献身からガリレオシリーズは
見てるけど今作はいまいちハマらなかったなぁ

ベルファスト(2021年製作の映画)

3.9

“ it’s biological”

日常の中に徐々に入り込む混沌
何か恐ろしいことが起こるようだけど、そばにいるのはみんな知ってる人。

子供時代を実際にベルファストで過ごした
監督にしか描けな
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リング(1998年製作の映画)

-

パロディじゃない貞子初めて見た
ジャパホラの名作

PLAN 75(2022年製作の映画)

4.0

「あなたと話せて楽しかったわ、ありがとう」

言葉数が少なく、静かでゆっくり流れる映像の中を、ヒリヒリと突き刺す現実。

見ていて鳥肌が立ってしまった。

『自己責任』とは、どこまで指すのだろう。
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.1

「Get out」

ブラックホラーコメディとはまさに、、、

笑っていいのかいけないのか、微妙なラインの人種差別問題が渦巻く。

あまり詳しいわけでもないけれど、実際に数十年前までは当たり前の出来事
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来る(2018年製作の映画)

2.0

「来る」

これは、なに???
ホラー映画?????

豪華キャストで送るホラー映画風除霊エンターテイメント???

最近流行っていた「背筋」さんがカクヨムに投稿していた『近畿地方のある場所について』
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フェアウェル(2019年製作の映画)

4.1

「ナイナイ、またすぐ会いにくるからね」

死期が迫った時、本人に伝えるべきか否か。
私はどうして欲しいだろう、そしてどうすべきなのだろうか。

多分正解はないし間違いもない。

中国の文化、アメリカの
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

3.6

「お前は宝くじの当たり券を持ってんだ」


天から与えられた才能の持ち主が、それを利用できる環境にいるかどうかはまた別の話。

「俺が迎えに行ってもお前はある日突然出ないんだよ、それが理想」
なんて素
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エル プラネタ(2021年製作の映画)

5.0

「乳首解放宣言」

白黒に映し出された映像は、現実味を帯びていない現実。

オシャレでスタイリッシュなのに、
シビアすぎる生活。

お菓子だけ食べているような、苦しさ。
こんなのいつまでも続くわけない
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