このレビューはネタバレを含みます
サンタを信じないヒネたガキのジャックは、ダークウェブで活躍するトラッカーになっていたが人間性は終わってしまった。離れて暮らす息子との関わり合いも分からず、自堕落な生活を送っている。
一方、北極にあるE.L.F本部では、最重要人物『レッド・ワン』が誘拐される大事件が発生。長官のカール達が『リスト』から探し出した第一の容疑者こそ、ジャックだった――
2020年代になっても、USA流のクリスマスムービーは死んでないぜ!
ドウェイン・ジョンソンとクリス・エヴァンスという、二大タフガイ俳優が送る、サンタ奪回バディムービー。
手に仕込まれたメカで通信したりおもちゃを大きくしたり、昔ながらのおもちゃが異空間でつながっていたりと、自分の中の小学生が大喜びなギミックが盛り沢山。
ジャックのようなヒネた子供でも『サンタなんかいねーよ』とは言わせない!とばかりに、クリスマスという1日で、サンタ一人でどうやったらプレゼントを配れるのか?という理由付けを徹底してる妙な映画でもある。
ちょっと馴染みのないクリスマス関連ワードや、その理由付け用に用意された創作用語が結構多く面食らう要素があるのは、俺が日本人だからだろう。とはいえさっくりと父と子の関係をひっくるめて『おめえらぼーっと生きてんなよ!』とケツ叩いてくるような元気な作品。お子さんと一緒に見ても結構楽しいだろう。ワンダーウーマンのアクションフィギュアを買おう!!