タクマ

じゃりン子チエのタクマのレビュー・感想・評価

じゃりン子チエ(1981年製作の映画)
3.8
見たで。
お話の舞台のモデルが自分の地元のこれ。疲れた時に見たくなります。大阪人の自分が聞いても暖かくて元気が出る関西弁。ごんたくれな父親だけど嫌いになれないテツと逞しく健気なチエちゃんに涙出ます。時代性をも吹き飛ばす笑いの傑作!雨が降ってもまた明日~♪
なんて言うかテツさんとチエちゃんの関係って現実問題で言えば詰む一歩手前「と言うかお婆はんやヨシエさんがいなきゃ詰むやろ」っていう絶望的な状況下やけどそんなんどうでも良くなる明るさで吹き飛ばす作劇に人の幸福と言うのは当たり前な事だけをやり通すだけじゃないのかなあって今のご時世に通ずる価値観を感じたり。実際の大阪人の自分からみたら今の時代の関西人はこんな訛りの会話するの見ないなあって思うしあの時代の大阪の下町の姿なんか知るハズないんやけどこういう大阪の姿もどこかにあるんやろかと思ってしまうノスタルジックで忘れたらアカンと思う作品。
最近ではあんまり見なくなった吉本の芸人さん達の好演もセットで懐かしく暖かい気持ちになりますね。
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