カイ

透明人間のカイのネタバレレビュー・内容・結末

透明人間(1933年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

薬品で透明人間になってしまったグリフィン博士。副作用で人格に異常をきたすのだが、同時に肥大化したエゴという側面も。道徳や倫理は他者や社会との間で必要だが、透明になってしまえば関係ない。ある種人間扱いされなければ代わりに何をしてもいいという「ジョーカー」にも通じる精神性。透明の描写は丁寧で驚きがある。列車や車の落下はさすがにミニチュアだが、警官の人海戦術は壮大。愛する人に本当の姿を看取られるのがジーンとくる
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