CharlieZG

ドント・ウォーリー・ダーリンのCharlieZGのレビュー・感想・評価

3.3
保守的な家父長制への反発に根差したバーチャル・スリラー。

1950年代のグレートアメリカンな夫婦の日常、一見幸せそうに見えてどこか変。

女性の幸せとして作られたユートピアはただ女を縛りつけただけの男のエゴ。
「完璧な人生を与えてやった!」
強烈な男の傲慢さを前に半ば呆れた表情のアリスが印象的だった。
全ての女性に呼びかけている
“目覚めよ!そして飼い殺される前に逃げろ!”

男が描く理想像に女の幸せはない。
だからタイトルの意味は
”心配しないでダーリン、自分の幸せは自分で見つけるから・・・”
と解釈した。

ミッドサマーに続いて悲惨な目が板に付いてきたフローレンス・ピューはここでも熱演で良かった。
ワンダイレクションのハリー君もイイ演技でしたぞ。

出演もしたオリヴィア・ワイルド監督はブックスマートに続いて監督2作目、女性ならではの視点は良かったが、スリラー・サスペンスとしては少し弱かったかな。


監督 オリヴィア・ワイルド

キャスト
フローレンス・ピュー
ハリー・スタイルズ
クリス・パイン
オリヴィア・ワイルド
ジェンマ・チャン
キキ・レイン
ニック・クロール
シドニー・チャンドラー
アリーシャ・ヘン
ダグラス・スミス
ケイト・バーラント
アシフ・アリ
ティモシー・シモンズ
アリエル・スタッヘル
ディタ・フォン・ティース
ジュリアン・レイエス
マライア・ジャスティス
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