CharlieZGさんの映画レビュー・感想・評価

CharlieZG

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Back to Black エイミーのすべて(2024年製作の映画)

3.5

27歳で急逝したエイミー・ワインハウスの純愛と波乱に満ちた私生活を自作曲の歌詞で綴るドラマ。

楽曲制作やキャリアの部分は軽く触れる程度で、家族や元夫との関係がストーリーの中心。

エイミーにとって音
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マックスと僕 僕は天使に恋をした(2021年製作の映画)

3.5

幽霊の彼女がやり残した人生リストを一緒に叶えるファンタジーラブロマンス。

高校生主体のドラマでティーン向け。

引っ越した隣家の女の子に恋したら幽霊だったという話、その時点で結末がどうなるか分かって
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F1®/エフワン(2025年製作の映画)

4.0

カリスマレーサーの勢いに押されF1最下位チームが結束して勝利を掴みに行く胸熱ドラマ。

トップガン・マーヴェリックの製作スタッフがブラピと組んだ・・・という触れ込み通りレースの迫力がハンパない。

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MaXXXine マキシーン(2024年製作の映画)

3.4

エックスシリーズ3作目。
エックスの6年後、ポルノスター “マキシーン” がハリウッド進出するサスペンス。

“怪物と呼ばれてようやくスター”

映画界でのし上がって行く厳しさ、とりわけ男社会に呑まれ
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X エックス(2022年製作の映画)

3.0

マキシーン鑑賞に向けた予習視聴。

ポルノ映画クルーが撮影で訪れたテキサスの農場で遭遇する猟奇殺人ホラー。

不気味さを漂わせながら絶体絶命感は低い、わざわざ自らヤバい所へ入って行くのはホラーのお約束
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ブラック・サンデー(1977年製作の映画)

3.7

トマス・ハリス著小説の映画化。

ベトナム帰還兵の復讐計画に加担したPLO実行部隊とそれを阻止せんとするFBIとモサドのクライムアクション。

今のガザ地区の惨状からはイスラエルが悪に思えるが、70〜
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カプリコン・1(1977年製作の映画)

4.0

火星探査計画の陰謀に巻き込まれた宇宙飛行士のサスペンス。

アポロ11号陰謀説をベースにしながら、よく練られた脚本が無駄のない展開となり引き込まれた。
台詞やナレーションや字幕での説明は一切なく、シチ
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国宝(2025年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

吉田修一著小説の映画化

カチコミを受けたヤクザの家門から歌舞伎の家元に引き取られた喜久雄の波瀾万丈な50年の物語で、歌舞伎の世界で芸を極めた男の一代記。

側から見てると「襲名」とか「文化勲章」だと
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メガロポリス(2024年製作の映画)

3.3

未来を案じたコッポラ流寓話。

コッポラの脳内イメージをそのまま映像化したような作品。
前評判ほど難解には感じなかったけど、確かにエンタメ性は低いかな。

私利私欲に眩んだ独裁市長から街を奪回して貧富
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ディープ・カバー ~即興潜入捜査~(2025年製作の映画)

3.5

売れない役者が潜入捜査で巻き込まれるクライム・コメディ。

台本のない即興芝居が本物の犯罪の中で成りきりとハッタリで急場を切り抜けて行き、偶然があり得ないほど好転して伝説の殺し屋やギャングの大物を仕留
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コンパニオン(2025年製作の映画)

3.5

自我を持ったアンドロイドのSFサスペンス。

嘘のない人型AIの純真さから見えてくるのは人間の狡猾で薄汚れた欲望。
その仕組まれた計画に利用されるアンドロイドに感情移入する。

自分がロボットだという
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トラップ(2024年製作の映画)

3.2

殺人鬼パパの脱出スリラー。

殺人鬼ものはいつ襲いかかるか緊張感にヒヤヒヤするものなのに、早々にネタバラしで進行、娘には善きパパというところが妙に安心できる安堵タイムとなって落ち着いて観られる。

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エコー・バレー(2025年製作の映画)

3.8

娘を想う母親の執念のサスペンス。

娘可愛さに何でも言う事を聞いてしまう親バカ加減に別れた夫同様呆れてしまうが、死体遺棄で巻き込まれていき手詰まりに陥って行く辺りから目が離せなくなり、そこからの巻き返
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キラー・インサイド・ミー(2010年製作の映画)

2.0

ジム・トンプソン著1952年「内なる殺人者」の映画化。

人望ある保安官補佐の狂気を描く。
表ツラは品行方正で誰からも信頼されている男が実はネジが2つも3つも外れているパラノイアだという設定は面白いの
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.8

失意の男が甥っ子の後見人を通じて生きることに前向きになる話。

マンチェスター・バイ・ザ・シー
直訳すると “海辺のマンチェスター”
サッカーの名門マンチェスター・ユナイテッドFCのマンチェスターは
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マンジャーレ! 〜ノンナのレストランへようこそ〜(2025年製作の映画)

3.1

母を亡くした失意の男が始めたノンナのレストランで生き甲斐を取り戻すコメディ実話。

ノンナとはイタリア語でいう “おばあちゃん” 。
母と祖母の作る料理の味を再現するうちにレストランの構想を思い付くが
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ヴューダ・ネグラ: 黒蜘蛛の企み(2025年製作の映画)

3.5

2017年の夫殺し、スペインのパトライクス事件の映画化。

事件を担当する捜査官と事件当事者2人のそれぞれ3つの話で構成、真相を探るミステリーではなく、中盤で真相を明かし全容を見せていく実録再現ドラマ
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ミッキー17(2024年製作の映画)

3.8

何度でも蘇えられる過酷な仕事に就いた男のSFドラマ。

エドワード・アシュトン著「ミッキー7」をポン・ジュノ監督が映画化。

倫理的にも宗教的にも地球上では禁止された人体複製が宇宙ではエクスペンダブル
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ファウンテン・オブ・ユース 神秘の泉を探せ(2025年製作の映画)

3.5

名画に秘められた謎から若返りの泉を探すアクションアドベンチャー。

冒頭の逃走シーンから掴みOK、そして名画を盗み出す理由の見せ方と妹シャーロットをチームに引き込む流れが自然、息子トーマスの絡め方も上
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アセスメント ~愛を試す7日間~(2024年製作の映画)

2.9

出産制限の新世界で子供を持つために査定を受ける夫婦の話。

環境破壊によって地球が住みやすい新世界と汚染が進んだ旧世界に分けられ、社会に有益な人だけが新世界に住むことが出来るのだが、資源が乏しいため子
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サブスタンス(2024年製作の映画)

3.6

若さと美しさに追い詰められる女の哀れなコメディ。

宣伝やフレコミはホラーと言われているが、接写と共に聞こえてくる “音” が何とも不快だけど、ホラーっ気は全く感じなかった。
むしろ老化していく姿もク
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リー・ミラー 彼⼥の瞳が映す世界(2023年製作の映画)

3.9

モデルから転身し戦場カメラマンとして戦禍に踏み入ったリー・ミラーの10年間の実話。

「シビル・ウォー アメリカ最後の日」でキルステン・ダンストが扮したリー・スミスはこのリー・ミラーがモデル。

晩年
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けものがいる(2023年製作の映画)

3.8

感情消去する未来に運命の結びつきを知るSFロマンス。

前世のトラウマがあってそれを除去しなければDNAの浄化にならないというシナリオがユニーク。
そこで巡り会うガブリエルとルイは近づきはするものの交
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ドマーニ! 愛のことづて/まだ明日がある(2023年製作の映画)

3.9

家父長制の悪しき慣習から立ち上がる女性のコメディ。

第二次世界大戦直後1946年のローマが舞台。
些細なことから妻を蔑むDV夫イヴァーノ。
それを当たり前のように黙って受け止める妻デリア。
そんな母
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ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング(2025年製作の映画)

3.8

月下旬に仕事の忙しい人にとってこの先行ロードショーは非常に助かる。
配給会社と映画館の配慮に感謝。
ただ、パンフレットをゲット出来なかったのは残念。

2023年公開デッドレコニングの続き。
シリーズ
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ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

夢から現実を知るセックスワーカーの成長譚。

性産業に従事する理由も背景も全く語られないため、単に楽しく稼げりゃそれでいいという安易な刹那主義に見え、たまたま舞い込んだ玉の輿に“人生楽勝じゃん!”と思
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聖なるイチジクの種(2024年製作の映画)

3.9

紛失した銃を巡り父の疑心が暴走するサスペンス。

体制の中に身を置く父と自由を謳う娘達、その狭間で揺れ動く母。
「女性・命・自由」運動が激化し娘の友達が被弾する。介護にあたる母はイスラム法に対する疑念
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ブルータリスト(2024年製作の映画)

3.8

ホロコーストを生き延びたユダヤ人建築家のその後の30年。

ナチスの手から命からがら抜け出して、自由の国だと思って渡って来たアメリカなのに、人種差別と移民蔑視がつきまとい、そこで味わう苦難に押しつぶさ
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TATAMI(2023年製作の映画)

3.7

国家か個人か!柔道世界選手権で起きた実話を元にしたフィクション。

金メダルを狙える勝ちっぷりで邁進するホセイニ選手にイスラエル代表と対戦する可能性があるから棄権しろと国から指示が来る。

私達日本人
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名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(2024年製作の映画)

3.8

フォークの新星として脚光を浴びたボブ・ディラン初期の伝記。

キューバ危機、ケネディ大統領暗殺、公民権運動など激動の60年代を背景に、ボブがどんな風にデビューに漕ぎ着け、一躍スターダムにのし上がり、ロ
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深い谷の間に(2025年製作の映画)

3.4

監視する谷を挟んだスナイパー2人のSFアクションロマンス。

出演はほぼマイルズ・テラーとアニャ・テイラー=ジョイだけでシガニー・ウィーバーがちょこっと顔を出す程度。

谷の秘密の設定はしっかりとして
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JOY: 奇跡が生まれたとき(2024年製作の映画)

3.8

生殖医療に貢献しつつ名も知られていない或る女性科学者の実話。

世の中の批判を浴びながら世界初体外受精を成功させたエドワーズ博士とステップトー医師と助手のジーン・パーデイの3人の苦心が描かれる。

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バック・イン・アクション(2025年製作の映画)

3.4

キャメロン・ディアス10年振りの女優復帰作。

スパイ稼業から足を洗った元エージェントカップルのアクションコメディ。

テロリスト集団ボルカから奪った世界のインフラを操作出来るICSキーと共に姿を眩ま
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密輸 1970(2023年製作の映画)

3.6

近海汚染で不漁となった海女が巻き込まれる海洋クライムサスペンス。

かつての海女仲間同士の誤解と友情が話の軸、そこに地元ヤクザと密輸のドンと税関が絡み、金欲に眩んだ悪い奴らの出し抜きが面白く、形勢が変
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陪審員2番(2024年製作の映画)

3.7

陪審員に選出され担当した裁判に思い当たる男の葛藤を描く。

クリント・イーストウッド最新監督作。
主演にニコラス・ホルト、検事にトニ・コレットの他、JKシモンズ、ゾーイ・ドゥイッチ、クリス・メッシーナ
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ダブル・フェイス(2017年製作の映画)

3.3

ヒズボラ幹部の元愛人を警護するモサド諜報員のサスペンス。

どこまで偶然でどこからが計画だったのか?
はたまた最初から計画だったのか?
しかもその計画の立案が・・・!

スパイものとしてはアクションが
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