おたしん

ムーラン・ルージュのおたしんのレビュー・感想・評価

ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)
3.6
全く内容知らなかったのでラストでビックリしました。
愉快で騒がしいあの雰囲気から急降下。
こんな悲しいお話なんですか…。
ギャップにやられて落ち着かない気持ちのままエンドロール突入した。

序盤のムーランルージュの映像まじでサイケデリックだった。
インパクト強めの女性の顔がアップで映ってくのが印象的。
目まぐるしく踊り狂う人間たちは見てるだけで酸欠になりそうでした。
でも一瞬でこの作品の雰囲気を感じ取れた気もしました。

マハラジャを公爵に見せた時はクセ強すぎるし忙しなさすぎて置いてけぼりにされた感覚。
音楽が速くなったり止まったり遅くなったり凄まじかった。

貧乏作家とスター娼婦の愛は深まっていくけどそう簡単にはいきません。
中盤の叫びのシーンは口開けっ放しになった。
立ちはだかる壁に感情爆発。
圧巻で怖くすらなりました。

それでも愛の力は何よりも強いということを証明してくれます!
金や権力や名声よりも愛!
ショーは想像以上にインド感強めのスタートで笑ってしまったけど2人の愛に歌に笑顔に感動しました。
画面の外にまで響く美声に鳥肌が立ったのは忘れません。

でも運命は残酷。
拍手喝采の裏で起こる悲劇。
愛が生まれると幸せな気持ちが急上昇するのに失うとドン底まで落とされるのか。
冒頭のシーンと重なったときは孤独を感じて泣きそうになった。

愛をメインテーマとしたジェットコースターみたいな映画だった。
ミュージカルでも見てみたい!


ユアンマクレガーってあんなイイ声してたのか。
若かりしってだけでも見惚れてたのにあの美声が相まって惚れました。
『美女と野獣』で歌ってるの聞いたけどあんまりミュージカルのイメージなかったからビックリ!
そんでニコールキッドマンも歌上手!
『プロム』が大好きすぎる作品なので歌唱力は知ってたけどやっぱ最高だね!
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