椋太

ムーラン・ルージュの椋太のレビュー・感想・評価

ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)
3.5
事前知識なしで鑑賞したので,もう,大変!!
ヨーロッパの退廃的な陰鬱とした雰囲気には苦手意識を持っていて,この作品にもそういったラベルを貼ろうかと思っていたが,あっという間に映画の中に入り込んでしまった.陰鬱なんて,とんでもない.時代は20世紀初期なのに,エレキギターが鳴り響き,皆さんよくご存知の懐メロが目まぐるしく歌われ,選曲に心躍った.え,これニルバーナじゃん!これってそういう作品!?かと思えば主人公はエルトン・ジョンに乗せて愛を伝える.一緒に歌いたくなる選曲ばかりだ.そうか,これはロミオとジュリエットか,と気づけばやはり昔観たディカプリオ出演作品が頭によぎった.あの混乱極まる雰囲気は当時苦手だったが,今は理解できる.
でも...マドンナを親父二人が歌うのはなかなか苦笑せざる終えなかった笑.
はちゃめちゃな展開にキャストとキャラクターの熱を感じた.SHOW MUST GO ONのシンプルな世界で生きる覚悟持つ彼らの世界に煌びやかさを感じた.
椋太

椋太