このレビューはネタバレを含みます
一辺倒に従順であることで訪れる取り返しのつかない結末を描いた映画。不快感MAXでその胸糞の悪さを評価するのであればとても面白かったが、とにかく子供が可哀想。
愚かで滑稽な親の選択のせいで子供が犠牲になるストーリーです。
聖書には、モレクに自分の子供をささげる者は石打ちに処さねばならないとあるので、ラストはそれを意味するのだろう。
残酷で悪趣味な映画だが、個人的には社会派映画の文脈を感じたりもした。
ハネケ的だし、デンマーク人側の夫はリューベン・オストルンドの映画に出てくる感じ。あらゆる問題提起とアイロニーを感じ取れる好みの作風だった。