胸騒ぎのシュクリのレビュー・感想・評価

鑑賞後はため息と一点見つめ連発です。
しんどいです。
ただ、この手の映画を見る際はこの感情になるために見ているので…
そんな感じです。

ちょっと所得高そうな都会の綺麗な家族が
異国の田舎でどうたらこうたら　と言った
構図なのですが

各所での不安感を煽るような音楽、
そして、なんと言っても日常でもありそうな他人との「感覚や価値観のズレ」による不快感的なものに、見ている側はジリジリと削られ続けてからの畳み掛けで一気に持っていかれました。
　
所得高そうな都会の家族の側も、
笑顔が引きつりまくっている旦那と正義振りかざしそうな妻との感じや、
全編通じて陰湿さというかねちっこさというかなんか意味深な感じというか…

欧州産イカれ映画さすがでした。