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胸騒ぎのLifewithmoviesのネタバレレビュー・内容・結末

胸騒ぎ(2022年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

第38回サンダンス映画祭で少し話題となっていたらしい、デンマーク・オランダ合作の胸糞映画。最近、胸糞映画というワードをyoutubeなどで良く聴くが、狙って観たい方が増えているのだろうか。

冒頭のシーンから、音楽(劇伴)が物語の邪魔に感じてしまい、それは最後まで嚙み合わなかった。意図的なのか。面白くないホラー映画が音で誤魔かしている時と同じような印象になってしまった。

物語は、最初の30分で予想できたことが、そのまま起きて、終わる。エンドロールで登場する絵画は、「レビ記」に登場する神モロクで、人身供犠される存在。ただ、子どもを捧げてはならない、捧げると石打ちの刑になる、と言われている存在。

この物語の「胸糞」なのは、デンマーク夫妻が、社会的に常識的な夫婦であろうとし、そこにかなりのストレスを感じているが、子供に危険が近づいても、違和感を感じても、そこから脱出できず、結果、家族を守ることができない。現代の日本でも起きる、社会常識や社会の目を気にするあまり、自分達の子どもの幸せ、会社なら目標を見失ってしまって、結果、不幸な結末を迎える、というテーマか。

とはいえ、脚本も音楽も、あまり衝撃を受けることはなく、結果、個人的には、胸糞と感じるほど感情移入はできなかった。。。
2024年5月24日@アップリンク京都
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